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Pix4Dは10周年を記念して刷新したロゴを目立たせた展示を行った。新しいロゴは、1製品から始まって、いまや14製品へと拡大した同社製品ポートフォリオの多様性と成長を示しているという。
「Pix4Dmapper」は、取得した複数の画像データから簡単に2Dや3Dのマッピングやフォトグラメトリーができるソフトウェアだが、さらに対応範囲を広げている。今年のトレンドは大きくは2つだ。
ひとつめは、大規模化への対応。マルチコプターで取得した中規模や小規模の画像データを処理するツールとしては「Pix4Dmapper」がオールドスタンダードでありつつも、昨今はVTOLや目視外飛行による調査が大規模化している。これに対応して、5000枚を超えるようなより大規模なデータセットに最適化された「Pix4Dmatic」を昨年リリースしたという。
ふたつめは、地上撮影への対応。ドローンを飛ばすまでもない、あるいはドローンを飛ばせないという理由で、これまでは難しかったプロジェクトでも、地上でiPadなどを使って撮影したデータから3Dモデリングができる「Pix4Catch」も昨年リリースした。
自分で撮影しようとするときちんとオーバーラップさせるのが大変でモデリングが難しいが、あらかじめ設定しておけばその通り自動で撮影してくれる。画像取得後は、「Pix4DCloud」にアップロードするかデスクトップでも処理できるという。
このほかにも、「Pix4Dmapper」「Pix4Dmatic」で作成した点群データをCADで使えるよう両ソフト間のギャップを埋める「Pix4Dsurvey」や、2Dだけでオルソモザイクがとりあえず欲しいというニーズに対応した「Pix4Dreact」、農業に特化した2Dマッピングソフトウェア「Pix4Dfields」など、あらゆるプロジェクトで活用できるよう製品群が拡充していることが伝わる展示だった。さらに、ソフトの日本語対応や構造物の形状把握のみならずたとえば鉄塔のさび検知など、各製品の作り込みにも磨きをかけていくという。
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