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VAIOは今や数少ない純国産のPCメーカーだ。長野県の安曇野工場にて研究開発や製造を行ない、メイド・イン・ジャパンのノートPCを提供し続けている。VAIOと言うと、ブランド力の高さがまず注目されがちではあるが、VAIO ZやVAIO SXシリーズなど、性能や品質にこだわった質実剛健の作りは、ビジネスユーザーを筆頭に多くの利用者の信頼を勝ち得ている。
PC Watchでは過去何度かに渡り、VAIO製ノートのレビューを掲載し、その性能や使い勝手について詳しく紹介してきた。しかし今回は、通常のレビューでは覗けない“中身”に着目し、モバイルノートの発熱をどううまく処理しているのか、重量減のためにどのような取捨選択が行なわれているのかなど、一般には知ることができない開発者の強いこだわりを明らかにしていきたい。
なお、ここでは筐体を刷新して登場したばかりの14型モバイルノート「VAIO SX14」を用いているが、同機のスペックや機能、性能については、以下の関連記事をご参照いただきたい。
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【Hothotレビュー】新VAIO SX14を発表当日レビュー。大幅刷新でペンやノイズ除去対応など、VAIO Z以上の魅力も
(1) 改めて知る冷却の奥深さ。必要なのはサーマルモジュールとエアフローの適切な構築 (2) 増えた60gはそう簡単には落ちない。数gずつ削っていく緻密なダイエット (3) ニューノーマルを快適に支える新機能も搭載 (4) 国内一貫体制だからできる臨機応変な対応 (5) VAIOのノートは内部まで隙なく作り込まれる