18
10
Mokumoku I Overview
この《もくもくI 》のその先にあるのが「宇宙の入り口ツアー」です。CRRAではもくもく計画の打ち上げを通じて徐々に機体サイズを大型化し、2021年中には人が1人乗れるサイズの宇宙船(有人成層圏探査船)を開発予定です。さらに2023年には1人あたり約30万円のチケット代で誰もが宇宙の入り口(高度35kmの成層圏)まで行けるようになることを目指しており、「週末はハワイ?それとも宇宙?」と言えるような未来を実現していきます。成層圏探査機もくもくシリーズは文字通りふわふわと宇宙の入り口まで行き来することができるため、有人成層圏飛行を行う際も乗客側の訓練は一切必要ありません。ロケットのような激しいGもかからず、スキーのリフトに乗るような感覚で片道90分で宇宙の入り口まで行くことが可能です。つまり障害者の方も高齢者の方も、誰もが宇宙に行く夢を叶えることができるのです。 本プロジェクトを主導するCRRAの村木機構長は、小学4年生の時にスティーブン・ホーキング博士著「宇宙への秘密の鍵」シリーズの影響で人類の火星移住の為の研究をスタートさせ、以来11年間にわたり火星のCO2に覆われた大気からロケット燃料を生産する方法などについて取り組んできました。研究の過程で自身の研究が地球温暖化を止める事にも役立つとわかり、現在では「地球を守り、火星を拓く」のスローガンのもと、CRRAに陸海空宇宙すべての研究員を擁して独立系研究機関として展開しています。 これまでの実績としては、2017年にボタン1つで誰でも簡単に空気中から二酸化炭素を集められる装置「ひやっしー」を開発。同年に100年以上未発見だったCO2と水とアルミホイルから天然ガスであるメタンを合成できる化学反応を世界で初めて発見、2019年には世界を変える30歳未満の日本人30人として Forbes Japan 30 UNDER 30 2019 サイエンス部門を受賞しました。2021年1月には大手化粧品メーカー・POLAの研究部門、ポーラ化成工業株式会社の特別研究員(サイエンスフェロー)に就任。これまでの研究実績をもとに、現在では企業向けに業務・製造工程におけるCO2排出量を大幅に減らす技術アドバイザリー業務等も行っています。 村木自身は①地球温暖化を止めて人類77億人全員を救うこと、②空気中のCO2からあらゆる有機物を合成し、全ての石油製品を空気から作った「空気製品」に置き換えていくこと、③人類史上初めて火星に降り立った「火星人」になること、の3つを目標としており、日夜研究に励んでいます。CRA representative director / mechanism Nagamuragi Kazai
CRRAは「地球を守り、火星を拓く」をスローガンに地球温暖化を止める方法から人類の火星移住までを一貫して研究する研究機関です。まずは地球上のすべての乗り物のCO2排出量を完全にゼロにすべく、陸・海・空・宇宙すべてを網羅した組織体制で研究を行っています。CRRA気候危機管理局(C3)では世界最先端のCO2直接空気回収分野と空気由来のCO2から製造した燃料「そらりん」の開発に取り組んでおり、新都市交通局(NUTS)では自動車や鉄道関連の実験、海上運輸開発局(MU4)ではCRRAの所有する海洋研究船「第五金海丸」にて「そらりん」燃料の航海試験、航空宇宙局(S2)では航空機の飛行試験に向けた研究から成層圏探査機で宇宙の入り口を目指す開発までを実施しています。 CRRAが立ち上げた今回のクラウドファンディングは、もくもく計画の初号機である、無人試験機《もくもくI 》の打ち上げを対象としたものです。みなさんが宇宙の入り口まで届けたい願いごとをお預かりし、遥か彼方上空の世界へとお連れします。 クラウドファンディング支援者は1つの支援につき1枚〈もっくん願いごと搭乗券〉が贈られ、そちらに願い事や夢を書いて返送すると探査機に搭載され、宇宙の入り口まで届けられる仕組みです。 機体外部に名前や社名、ロゴを掲載するリターンなども用意しており、誰もが手軽に宇宙旅行を味わえるようなクラウドファンディングとなっています。Future diagram of the Mokumoku Plan
公開中のクラウドファンディングは下記ページからご覧いただけます。https://camp-fire.jp/projects/view/331444/打ち上げ予定地は北海道・十勝平野西方地域、打ち上げ予定日は3月20日前後を予定しています。 CRRA機構長の村木風海が目指しているものは将来的な人口爆発に備えた、第二の居住地としての火星移住・開拓です。このもくもく計画はCRRAが掲げる「地球を守り、火星を拓く」ための第一歩となります。 大気の95%が二酸化炭素で覆われている、資源の存在しない赤い砂漠の星に人間が住めるようにするには、まずはCO2を集めて酸素の空気に変えるか、もしくは少なくとも利用する必要があります。そこで研究したのが「空気からCO2を集める方法」です。 村木は二酸化炭素を空気中から回収する革新的な装置「ひやっしー」を2017年に開発。ボタン1つで誰でも簡単に空気中から二酸化炭素を集められる、世界初・世界最小サイズの小型CO2回収装置を作ることに成功しました。さらに、CRRAでは集めたCO2から化石燃料の代替となる燃料を合成する「そらりん計画」を進めています。これらの技術を応用し、火星大気のCO2を回収してエネルギー資源を生み出すことで帰還用のロケット燃料の生成や建築資材、食料などの化学合成が可能になり、有人火星探査が大きく実現可能に近づきます。またそれだけではなく、世界中が取り組んでいるCO2による気候変動の問題を解決することも可能です。 この「大気中からCO2を直接回収する技術」と「CO2から石油の代替燃料を生み出し、様々な化学製品を作る技術」を、今回のもくもく計画で培った「宇宙へ行くための技術」と組み合わせ、CRRAは人類の火星移住を実現していきます。 一般社団法人 炭素回収技術研究機構(CRRA)航空宇宙局(S2)広報担当住所: 〒135-0064 東京都江東区青海2丁目7-4 the SOHO 1131Eメール: info@crra.jpWEB: https://www.crra.jp/