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The standards that update specifications by the leading industry groups such as Bluetooth, Wi-Fi, and HDMI are basically the latest and cutting-edge version number.However, "Bluetooth audio" is an exceptional being.Bluetooth 3.It complies with the standard (Classic Bluetooth) up to X, and continues to go up to Bluetooth 4 or 5.The same "A2DP" as up to X (one of the profiles showing communication methods and connection procedures, for Hi-Fi audio) has been used.
LE Audioは、Bluetooth 5.2以降で実現される、Bluetoot LEの接続経路を利用するHi-Fiオーディオ規格です。Bluetooth 3.xまでのBluetoothオーディオ(以下、Classic Audio)との互換性はなく、LE AudioをサポートするからといってClassic Audioのサポートが約束されるわけではありませんが、メーカーの設計次第ではLE AudioとClassic Audioの両方を利用できるイヤホンなどの再生機器(あるいはスマートフォンなどの送信機器)を製造することは可能です。いま現在、LE Audio対応製品はほとんど流通していない状況ですが、環境は整いつつあります。まず、対応チップ(SoC)の存在。たとえばクアルコムはLE Audio対応のBluetooth SoCとしてQCC305xを発表済で、このチップを搭載したBluetoothイヤホンはLE Audioをサポートする可能性があります。スマートフォン用SoC「Snapdragon 8 Gen 1」もLE Audioに対応可能ですから、このSoCを搭載したスマートフォンであればLE Audioで再生できるかもしれません。クアルコム以外のチップベンダーも続々とLE Audio対応SoCを発表しています。「可能」とか「できるかも」と歯切れが悪いのは、実際にLE Audioのサポートを決めるのはイヤホンメーカーでありスマートフォンメーカーであることです。SoC自体は対応できるポテンシャルがあっても、製品にLE Audioの機能を有効化したチップを搭載するとはかぎりません。さらに、スマートフォンOS(Android OSやiOS)側のサポートも必要になります。つまり、エンドユーザがLE Audioでオーディオ再生を楽しめるようになるには、「イヤホンとスマートフォン、スマートフォンOSなどのシステムソフトウェア」という3要素すべてが出揃わなければなりません。LE Audio対応のSoCは2021年までに発表されているため、いよいよ今年は(今年こそ)LE Audioを実装した製品が発売されることが期待されます。