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音楽を聴くとき、ゲームを楽しむとき、最近ではテレワークをするときなど。私たちは日常生活の中で、常にイヤフォンやヘッドフォンを耳に密着させ、その間、絶えず音をダイレクトに耳の穴へと送り込み、鼓膜を震わせ続けている。当然、耳にとって好ましい状況とは言えず、なんらかの耳トラブルに見舞われるケースも少なくない。
そんな、コロナ禍におけるイヤフォン使用と耳のトラブルに関する調査がこのほど、原沢製薬工業により、6月4日~6月7日の期間で実施された。なお本調査は、18歳~69歳の男女10,000人を対象に予備調査を行い、その中からコロナ禍での耳トラブル経験者1,000人を対象に本調査を実施したものだ。
18歳~69歳男女10,000人を対象に、普段イヤフォン・ヘッドフォンを利用するか聞いたところ、46.4%が「利用している」と回答した。
次に、普段イヤフォン・ヘッドフォンを利用する4,642人に新型コロナウイルス流行前と比較してイヤフォン・ヘッドフォンの利用時間に変化はあったか聞いたところ、「増えた」と回答したのは32.4%、「減った」は7.6%、「変わらない」は60.0%となった。
続いて、イヤフォン・ヘッドフォンの1日の平均利用時間を聞いたところ、「1時間~3時間未満」が最も多く33.1%、次いで「30分~1時間未満」が29.4%、「30分未満」が19.3%となった。
普段イヤフォン・ヘッドフォンを利用する4,642人に、1日のイヤフォン・ヘッドフォン利用が最も長時間になるシーンを聞いたところ、「自宅でのゲーム、動画、ラジオ視聴時」が最も多く36.3%、次いで「通勤通学などの移動時」が24.4%、「オンライン会議、授業」が12.4%となった。
18歳~69歳男女10,000人を対象に、コロナ禍で耳のトラブルが発生したか聞いたところ、「発生した」が34.6%、「発生していない」が65.4%となった。
次に、普段イヤフォン・ヘッドフォンを利用する4,642人に、同様に聞いたところ、「発生した」が42.8%、「発生していない」が57.2%となった。
続いて、コロナ禍で耳のトラブルが「発生した」と回答した3,459人に、どのような症状が発生したか複数回答で聞いたところ、「耳の中がかゆい」が最も多く49.6%、次いで「耳鳴りがする」が27.4%、「耳が聞こえにくい」が24.0%となった。
コロナ禍で耳のトラブルが「発生した」と回答した3,459人を対象に、耳のトラブル発生時に病院を受診したか、1日のイヤフォン・ヘッドフォンの平均利用時間別に聞いたところ、「受診した」は3時間以上(n=466)が最も多く37.8%、次いで1時間~3時間未満(n=698)が28.8%、30分~1時間未満(n=547)が24.5%となった。
コロナ禍で耳のトラブルが「発生した」と回答した3,459人のうち、病院を受診し、詳しい病名が診断された810人を対象に、診断内容を複数回答で聞いたところ、「難聴」が最も多く32.6%、次いで「中耳炎」が26.4%、「外耳炎」が24.2%となった。
予備調査からコロナ禍での耳トラブル経験者1,000人を抽出し、病院を受診した315人を対象に、耳のトラブルの発症原因についてどのような診断を受けたか複数回答で聞いたところ、「ストレス、疲れ」が最も多く28.9%、次いで「耳掃除のしすぎ」が23.2%、「イヤフォン、ヘッドフォンの長時間利用」と「耳垢」が11.4%となった。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>「コロナ禍におけるイヤフォン使用と耳のトラブルに関する調査」調査期間:2021年6月4日~6月7日有効回答:予備調査10,000人、本調査1,000人調査方法:インターネット調査調査対象:<予備調査>18歳~69歳の男女 <本調査>コロナ禍での耳トラブル経験者設問数 :予備調査10問、本調査5問
出典元:原沢製薬工業株式会社
構成/こじへい