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Googleが新しい完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」を発表しました。
廉価版のPixelシリーズと同じ「A」が付いていることからわかるように、2020年に発売されたPixel Buds(第2世代)の廉価版モデルとなります。
ただ廉価版とはいえ、イヤホンとしての基本性能は変わっておらず、12mmドライバ搭載で、周囲の音に合わせて音量を自動調整するアダプティブサウンドに対応します。もちろん、マイク付きでGoogleアシスタントも利用可能です。
ではどこかが廉価版になったのか。Pixel Budsと比較しつつ、簡単に紹介したいと思います。
充電ケースはワイヤレス非対応
まず充電ケースですが、見た目はほぼ同じ。パッと見では違いはわかりません。
それでも、蓋を開けると一応区別は可能です。カラーリングが違うというだけではなく、通知LEDの場所が違います。
なお、ケースの外観的な違いは少ないですが、仕様自体は結構異なっており、Pixel Buds A-Seriesではワイヤレス充電に非対応。充電はUSB-Cでの有線のみとなります。また、ケースの防水性能もありません(Pixel BudsはIPX4)。
イヤホンはスワイプ操作が非対応
イヤホン自体も見た目は同じ。耳への装着感も軽くて良好です。製品には3サイズのイヤピースが付属します。
見た目は同じですが、やはり仕様は異なっており、大きくはPixel Budsにあったスワイプ操作が省かれています。また、タップ操作はできるものの、スワイプでの音量調整は行えません。このほか、通話時のウインドノイズ低減機能も非搭載です。
このほか、Pixel Budsでは試験運用機能として提供されている、赤ちゃんの泣き声や犬の吠える声、緊急車両のサイレンを検知すると自動で音量を下げるアテンションアラートが、Pixel Buds A-Seriesでは非対応です。
音質はPixel Budsと同等。バスブーストでメリハリのある音に
肝心の音質ですが、素の状態だと低音が足りず、全体にフラットで物足りない印象です。ただ、設定からバスブーストを有効にすると、気持ちよく低音が響くほか、全体にメリハリのある音になります。
Pixel Budsではバスブーストを有効にすると、ボーカルがこもるような印象がありましたが、そういったこともありませんでした。同じドライバーを使っているとはいえ、多少は変更が入っているのかもしれません。
音量自動調整のアダプティブサウンドがあるとはいえ、アクティブノイズキャンセリング非搭載なのは残念なところ。確かに周囲の騒音レベルに合わせて自然な感じで音量が変化しますが、ANCの替わりにはなりません。もっとも、もとのPixel BudsもANC非対応なので、ここは仕方がないところでしょう。
いくつかの機能は削られているものの、イヤホンとしての基本性能はそのままに約半額というコストダウンを実現したPixel Buds A-Series。Google製ということもあり、Android端末との親和性は高いです。同価格帯でANC搭載のNOTHING ear(1)というライバルも登場していますが、手ごろな完全ワイヤレスイヤホンを探している人にはおススメできる機種だと思います。
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