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2021年12月8日、エアロセンスは、7月17日にテレビ朝日が生中継したプロ野球「マイナビオールスターゲーム2021」において、生中継中に連続したドローン空撮を実施したことを発表した。
給電・制御を有線ケーブルで行う同社の有線ドローンシステム「エアロボオンエア(Aerobo on Air)」を用いて、試合開始前から終了まで4時間30分を連続飛行して撮影を行った。テレビ番組制作側の望むタイミングで、楽天生命パーク宮城の球場内の様子や開催地である仙台市の夜景などの空撮映像をリアルタイムで中継に使用。テレビの生中継における番組映像の自由度を増す取り組みとなった。
「エアロボオンエア」で空撮した球場の俯瞰夜景同機体は独自開発の光電複合ケーブルを使用することで、無線ドローンでは難しい長時間飛行や高画質映像のリアルタイム伝送、有線制御による安全な飛行を実現。撮り逃しのできないスポーツ生中継シーンや連続空撮が必要な場面で効果を発揮する。飛行準備と撤収も各10分程度と、固定カメラに比べて撮影前後の必要時間が短いことも特長である。映像は4K30倍ズーム、フルHDにも対応する。
「エアロボオンエア」今回の撮影では、多くのテレビ中継用カメラの一つとして同機体を使用した。固定カメラによる各ポジションの選手などの映像撮影に対し、最大90mの高さから飛行高度変更や30倍ズームを含めた撮影制御を行い、俯瞰映像・選手のアップ映像・観客の様子・球場のある仙台の夜景などを空撮した。番組側の指示に従った臨機応変な機体操作やカメラ操作により、制作意図の一つである、震災から10年経った東日本大震災復興支援企画に沿った高画質の空撮映像を提供した。
楽天生命パーク宮城の俯瞰映像(左)、30倍ズームしたホームベース(右)球場から空撮した仙台の夕景