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またもし何かの間違いで「少しでも性的・暴力的なモノを彷彿させる一切を許さぬ慈悲はない」というような方が本記事を読み始めてしまったのなら、今すぐ上部メニュー画面のスパくんの顔をひっぱたくなりしてブラウザバックすることを強くお勧めします。
そして本作は被ダメージ時における「やられ描写」が主な魅力の一つなので、「お楽しみは自分のプレイで確かめるぜ」という方におかれましても、やはりスパくんの顔を張り倒すなどでブラウザバックすることをお勧めします。
さてさて、最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。私もプレイするまで正体が掴み切れず泣いています。そこで“なるべく早く”をモットーに、ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」。
今回はUuが開発を、DLsiteがパブリッシャーを担い、2021年11月30日に、Steam/DLSiteにてPC(Windows/Mac)向けにリリースした、美少女妖艶ドットACT『SiNiSistar Lite Version』について生の内容をお届けしたいと思います。
本作は廃都ケッサリアを舞台に、聖職者ラビアンが魔物討伐にひと肌脱ぐ横スクロール型2Dアクションゲームです。密度の高いドットで表現された狂気の世界で、剣と弓に露出多めな無防備で臨む彼女はいったい何を見るのでしょうか。もともとが成人向けのゲームとして配信されている本作、Lite Versionではどれほど牙を抜かれたのか気になりつつさっそく紹介してまいりましょう。
いうまでもなく本作は日本語対応。操作は一部メニュー画面ではマウスも使用可能ですが、基本的にはキーボードがメインです。設定画面を見る限りJoystickにも対応しているようですが、筆者のコントローラーでは反応しませんでしt……いま、これに被せて最低なジョークを言いかけましたが自重します。ともあれアクション部分はシンプルなのでキーボード操作でも十分に遊べますね。
本作のゲーム進行は明快で、拠点となる小教会から各ステージへ飛び、横スクロール型のマップを攻略していくというもの。マップは複数エリアが連続することで構成されており、道中の雑魚敵やトラップが配置されています。きちんと対処しないと意外とダメージを受けるので油断大敵。最奥に待ち構えるボスを倒せばクリアで、一度小教会に戻ってから次のステージを始められます。
なお一度クリアしたステージは再挑戦可能で、その際は開始エリアを選ぶこともできます。
小教会では難易度NormalまたはEasyに変更可能です。ラビアンの体力と攻撃力が上がるので、ボスなど苦戦する場合は利用しても良いかもしれません。ただし「拙者、後述の敗北シーンを見たい侍でござる」という場合は、体力の高さのおかげでシーンに至るまでにかえって時間がかかってしまいます。まあ、その……被ダメージの様子を楽しみたいという方にとっては、その長いほどご褒美タイムなのかもしれませんが……。
こちらはステージ中のプレイ画面。いやはやみっちり詰まったドット絵に目を奪われます。また画面の左端に立ち絵、体力ゲージ、残り弓矢本数がまとめられているのもシンプルで良いですね。敵はラビアンを見つけると一直線に襲い掛かってきます。引っかいたり、突いたり、何かを飛ばしたりと攻撃方法は様々。
それに対して彼女は剣による近接攻撃、弓による遠距離攻撃を行い、それ以外にはしゃがみやジャンプを駆使して戦います。ボスはトリッキーな動きや初見殺しもありますが、アクション自体は簡単なのであまり手こずることなくクリアできるのではないでしょうか。
ラビアンの立ち絵は被ダメージなどで露出が増えたり、謎の汁がまとわりついたりと数パターン変化します。ここまではまだ「ちょっとエッチだなフフン」程度なのですが、そこから敵につかまったりして限度を超えると、割と強烈なトドメ演出の末に死亡してしまいます。しかもCV:天知遥さんによる声付き。
オリジナル版の方だといろいろ隠さずドドーンと出てるわ、完全にやってしまっているわのエログロ直球勝負。しかし個人的には、やや抑えめであるLite Versionの方がほどよい塩梅だと感じます。
立ち絵は全年齢版らしくギリギリな露出にとどめてボカしているのですが……これにぬるぬる動くドットに嬌声が合わさることで、かえって淫靡な雰囲気になっているような気がしてならないのです。
こうなってくるといつの間にかプレイの軸が「ステージクリア」から「ダメージ・死亡演出の確認」という方向へシフトし始めてしまうのも人情。
エリアごとに何度も死ぬ羽目になるラビアン嬢の骸に申し訳ないと胸を痛めつつ……!
この手のジャンルだと『Eroico』(Steamストアとはいえ、リンク先が性的表現が多分にあるので要注意)が、気合の入ったドットと動きでなにがしを表現していましたが、本作もアプローチこそやや異なるもののなかなかの熱量で描きこまれていました。
ここまでくるとスケベだなんだというよりは一種の芸術的な美しさと感じなくも……って、なんだか書けば書くほどえっちなコンテンツを見咎められた時の言い訳みたいに見えてくるので、この辺にしておきます。
ともあれ全体的にコンパクトにまとまっているので、今回の紹介では序盤の範囲にとどめています。ここで続きに興味を持たれた方は是非お手に取ってみると良いかもしれません。
なおDLsiteのページにはR18版にできるDLCも販売されているので、じっくり比較確認してみるのも……!
タイトル:『SiNiSistar Lite Version』対応機種:PC(Windows/Mac)記事におけるプレイ機種:PC(Windows)発売日:2021年11月30日記事執筆時の著者プレイ時間:2時間価格:Steam 520円、DLsite 330円R-18版DLC:DLsiteにて880円で販売中Razer Kraken Green ゲーミングヘッドセット