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令和も3年目を迎えている昨今、“平成カルチャー”が注目されてきているのをご存知だろうか。
なかでも今フィーチャーされているのは、TKファミリーや安室奈美恵、浜崎あゆみなどがヒットチャートを席巻した1990年代後半から2000年代前半、平成前期の若者文化。90年代のギャルを思い出させるルーズソックスや、使い捨てカメラ「写ルンです」などが、今の若者たちにウケているというのだ。
平成カルチャーを代表するアイテム「PHS」(写真提供: Tajimax氏、以下同)また、このブームに便乗してか、平成前期に人気を博したアパレルブランドの復刻が相次ぐという現象も起きている。
当時、女子小中学生に支持された『ANGELBLUE』が、2019年に大人向けアイテムをリリースしたのを皮切りに、同じくローティーンに支持された『BETTY’S BLUE』や、ギャル文化を語るうえで欠かせない存在である『LOVE BOAT』などが次々に復刻しているのである。
なぜ今、平成前期のカルチャーが熱い視線を浴びているのか?そもそも平成カルチャーとはどういったものだったのだろうか?そこで今回は、90年代後半当時を謳歌し、現在はSNSを中心に“平成ガールズカルチャー”情報を発信しているTajimax氏(@rainbow_wool)に話を聞いた。
やはりTajimax氏も、最近平成カルチャーの注目度が上がっていると感じていたという。
「平成が終わり、年号が変わると決まった4年前くらいから、平成を偲ぶようなムードがありましたね。それを引っ張ったまま、最近はSNSを中心に、90年代後半から00年代前半ぐらいのファッションやカルチャーの注目度が、どんどん上がっているように思います。
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