価格以上の高機能か!?話題の低価格...

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価格以上の高機能か!?話題の低価格ワイヤレスイヤホン9選(&GP)

低価格モデルが続々と登場している「完全ワイヤレスイヤホン」。実際の実力は?

完全ワイヤレスイヤホンが普及する中で、最近目立つようになってきたのが低価格モデル。数千円程度でも高性能・多機能を謳うものが多いが、実際の実力はどれほどなのか? 日々さまざまなモデルを手に取るオーディオのプロにその真価を聞いた。【充電ケース・内部構造などすべての写真を見る(全23枚)】

価格以上の高機能か!?話題の低価格ワイヤレスイヤホン9選(&GP)

完全ワイヤレスイヤホンが広まり始めて5年ほど経つ中で最近増えているのが、数千円から1万円程度の低価格モデル。折原一也さんは「この1~2年でその傾向がさらに進んでいる」と状況を説明する。「2年くらい前までは低価格帯は1万5000円から2万円程度が主流でした。それが昨年くらいから新興メーカーの製品が目立ってきて、より手頃なモデルが続々と登場しています」この分野の人気を牽引してきたアップルやソニーの高性能モデルが3万円以上なのに対して大幅に安いわけだが、果たしてその性能は納得できるのか?「最も安いところだと3000円台から購入できますが、さすがに音質や機能面では明確な差を感じます。これが1万円前後になると納得して使える製品が多い印象です。ただし、ノイズキャンセリング(以下、NC)などの機能については、モデルごとに性能がバラバラだと思います。NCならハイブリッドタイプ、マイクにこだわるならスマホメーカーの製品など、強みが明確に変わってきます」音質面では、低域から中高域のバランス重視なら実績のある日本メーカーが間違いない選択とのこと。低価格帯で万能なモデルは少ないので、目的を明確にして選ぶことが大切だろう。【教えてくれた人】オーディオ・ビジュアルライター折原一也さんPC系出版社の編集職を経て、独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb 媒体、商品情報誌などで、トレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆している。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務める

1.日本人向けの優れた音質でノイズキャンセリングやマイクも高性能

AVIOT 「TE-D01t」

AVIOT「TE-D01t」(1万890円)【最大-50dBのNC機能はトップレベルの性能。日本人好みの音質でマイク性能も高く、満足度の高いモデルでしょう(折原さん)】繊細な音も再現するグラフェンを振動板に使用した大口径ドライバー採用モデル。最大50dBものノイズを低減するハイブリッドアクティブNC機能や外音取込モードも搭載。高感度なMEMSマイクを計6基内蔵し、ノイズの少ないクリアな音声で通話も可能だ。4種のカラーバリエーションを用意。本体のみで最大18時間、ケース併用時は最大60時間の連続再生が可能。充電ケースはワイヤレス充電にも対応する。IPX4相当の防水性能も備え、屋外でも安心して使える。アプリ経由で風切り音を低減する機能も搭載。動画視聴やゲームの際に便利な低遅延モードを搭載。映像と音のズレを抑え、快適に楽しめる。専用アプリを使えば、NC機能や外音取込モードのレベル調整、イコライザーによる音質調整も可能だ。

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