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22コメント22件脂肪減量コーチのベン・カーペンター。
カロリー消費のために有酸素運動に頼ることは、脂肪を落としたい人が犯す最大の間違いであるとトレーナーのベン・カーペンターがInsiderに語った。有酸素運動ばかりすると、食欲が増進し、余計に食べてしまう可能性があるという。有酸素運動は健康のために重要だが、脂肪を減らすためには摂取カロリーを少なくすることが最も重要だ。有酸素運動は、脂肪を減らすための運動として最も過大評価されているものだと、パーソナルトレーナーのベン・カーペンター(Ben Carpenter)はInsiderに話している。有酸素運動は心臓の健康を保つのに役立つが、ダイエットのために有酸素運動ばかりするには、多くの人が犯す間違いだという。エアロビクスのような有酸素運動は免疫を高めたり、コレステロール値を改善したり、さまざまな効果がある。しかし、脂肪を減らすために有酸素運動をやり過ぎてしまうと、逆にカロリーを消費しなくなり、食欲が増すこともあるとカーペンターは話している。
「多くの人が体脂肪を減らすために有酸素運動を始めるが、よほど負荷の高い運動でない限り、有酸素運動によるカロリー消費量はそれほど多くはない」と彼は言う。「消費したカロリーに不釣り合いなほど食欲が増してしまう人もいる」例えば、ランニングマシンで30分走れば200キロカロリーを消費したと思うかもしれない。しかし、このような運動は食欲を増進させ、その日のうちに余分なカロリーを摂取してしまう。燃焼したカロリーよりも摂取するカロリーの方が多い状態が続くと、減量に欠かせないカロリー不足の状態を維持することができなくなる。「食生活の調整をせずに有酸素運動に頼りすぎる」のはよくある間違いだとカーペンターは話している。View this post on InstagramBen Carpenter(@bdccarpenter)がシェアした投稿アクティビティ・トラッカー(活動量計)のようなデバイスはカロリー消費量を多く見積もるという研究結果がある。もしあなたがカロリーを記録し、自分が消費したと思った分を食べているなら(これは多くの専門家が推奨していない)、目標からさらに遠ざかってしまうかもしれない。脂肪を減少させ、筋肉を維持したいのであれば、カロリーの少ない食事をしながら筋力トレーニングをすることが重要だ。しかし、有酸素運動が進歩の妨げになるというわけではない。有酸素運動に費やす時間が筋力トレーニングを奪わない限り、有酸素運動は進歩の妨げにはならない。脂肪を減らすための万能な運動は存在しないが、2020年のメタ分析によると、筋力トレーニングは有酸素運動よりも代謝を高め、安静時のカロリー消費量が多くなるため、減量が容易になると考えられている。しかし、どんな種類の運動であっても何もしないよりはした方がいい。自分が好きで続けられる有酸素運動があればそれをやるべきだ。[原文:Don't focus on cardio for fat loss. You're probably not burning as many calories as you think, according to a personal trainer.](翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)
Rachel Hosie
最終更新:BUSINESS INSIDER JAPAN