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11月15日、ソフトバンク コマース&サービスは、同社が2016年より展開しているスマホ向けオーディオブランド「GLIDiC(グライディック)」の新製品発表会を開催。完全ワイヤレスイヤホンの「Sound Air TW-5000」と有線イヤホン「SE-9000HR」の2製品を発表しました。実際に製品も試してきたので、その使用感などを交えてレポートしたいと思います。
完全ワイヤレスイヤホン「GLIDiC Sound Air TW-5000」。色は写真のホワイトのほか、ブラックがあります |
GLIDiC(グライディック)は、「動くひとの、音」をコンセプトにしたソフトバンクのスマホ向けオーディオブランドです。GLIDiCは、「滑空する」という意味の「GLIDE(グライド)」に、「~の」「~に関係する」という意味の接尾辞「ic」を合わせた造語。ゆっくりと滑らかに滑空するグライダーのように、スマホを持ち自由に移動するユーザーに向け、いつでもクリアで滑らかなサウンドを届けることを表しています。
GLIDiC Sound Air TW-5000は、直販価格が税込9,864円と、完全ワイヤレスイヤホンとしては比較的購入しやすい点が魅力です。現在、完全ワイヤレスイヤホンは、3,000円くらいの低価格で低機能のモデルか、ノイズキャンセリング機能などを搭載した高機能で高価格のものに二極化しています。ソフトバンクによれば、その中間、機能と価格のバランスのとれたモデルとして、GLIDiC Sound Air TW-5000を開発したとのことです。
開発するにあたりまず重視されたのは装着感でした。実際に装着してみましたが、少々頭を動かしたくらいでは耳から外れることはありませんでした。耳への負担も少なく、長時間使用しても疲れることはなさそうです。
本体の左右にはマルチファンクションボタンが用意されています。左右のどちらかのボタンを押すと再生が始まり、右側を2回押すと再生が停止されます。そのほか、曲の送り/戻し、音量調整、通話の操作なども行えます |
使い勝手にも注目です。完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースは大きめのものが多いですが、GLIDiC Sound Air TW-5000の充電ケースは約4cm×4cmと非常にコンパクトです。普段持ち運ぶ際にはこの充電ケースがキャリングケースになるので、これは重要なポイントと言えます。
本体を約2回分充電できる充電ケースは約4cm×4cm四方で非常にコンパクトです。充電ケースは持ち運ぶときのキャリリングケースとしても使用するので、このコンパクトさは魅力的です |
この充電ケースからイヤホンを取り出すと電源がオンに、ケースに収めるとオフになります。本体にはマルチファンクションボタンが装備されており、耳元で、曲の再生、停止、送り、戻し、ボリューム調整を行えるほか、Googleアシスタント、Siriなどの音声アシスタントの起動に対応します。こういった操作性の良さもGLIDiC Sound Air TW-5000の魅力と言えます。
充電ケースから取り出すと本体の電源が自動でオンになります。充電ケースに入れると本体の電源がオフになり、充電が開始されます |
BluetoothのAACコーデックに対応するなど、音質にも気を配っています。実際に試聴をしてみましたが、素直でキレイなサウンドという印象でした。低域から高域までフラットで自然な感じ、非常に聴きやすい音です。とくに透明感のある女性ボーカルなどはよく合うと感じました。