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(写真:PHILE WEB)
人気の完全ワイヤレスイヤホン、何を基準に選びますか? 機能、デザイン、そして音質...。実際に聴いてみなければ音のキャラクターはわかりませんが、イコライザー機能(EQ)が装備されていれば、低音や中高音の過不足を自分好みに調整できます。あれば安心な機能のひとつではないでしょうか。【画像】「AVIOT SOUND ME」アプリのEQ画面スマートフォン/アプリ側のEQ機能を使えばいいのでは? という声が聞こえてきそうですが、やはりハードウェアレベルでEQ機能があるほうがベター。ソフトウェア的に処理する場合、SoCに大きな負荷がかかるため電力消費量が大幅に増えます。スマートフォンにもよりますが、OS備え付けの機能では最大5バンドといった機能的な制約を受けることもあります。またiPhoneの場合、アプリ単独での処理が求められます。EQ機能を持つアプリを用意したとしても、ストリーミングアプリなど他のアプリと組み合わせて使うことはできません。となると、EQはイヤホン側にほしいところ。最近ではマルチバンド対応プログラマバブルEQ、つまり周波数帯別に音量調整できる機能を積むBluetooth SoCが登場したことから、EQのパラメータをスマートフォン/アプリ側で調整できる完全ワイヤレスイヤホンが登場しています。ただし、搭載されているBluetooth SoCがプログラマバブルEQ対応だとしても、その機能にアクセスするアプリが提供されなければ始まりません。エンドユーザーの判断基準としては、メーカーから提供されるアプリが「マルチバンドEQ対応かつ設定をイヤホンに保存できるかどうか」で判断することになるでしょう。
海上忍
最終更新:PHILE WEB