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森川由貴氏(以下、森川):愛媛からやってまいりました、愛媛バスです。アナログ集団の愛媛バスが、今ここに立てていることに心より感謝いたします。それでは、進化するkintoneが起こした奇跡を、心を込めてお伝えできたらと思います。どうぞよろしくお願いします。
(会場拍手)
森川:さあ、まず奇跡の1つめ。今期は500万円の経費削減が叶いました。コロナ禍の2年、悲惨な旅行業界にいる愛媛バスにとって、本当にありがたい数字でした。
では、以前の会社を知るために、私が入社した8年前に遡ってみましょう。2013年の愛媛バスの事務所へレッツゴー!
うわー、すごい(クレームの)嵐です! 大量の紙の資料の中から、必要な書類を探している人がいます。電話は保留のままです。結局資料は見つからず、電話は折り返すことに。担当者がいないと何もわからないのに、(担当者は)電話に出もしません。どこにいるのかもわからない。電話は次々に鳴っています。協力体制はなく、大変そうです。
先ほどの電話は折り返すことになってますので、担当者の机の上にメモを置いて、いったん終了です。不安です。こんな見事なアナログ管理の会社でした。
こんなアナログ管理を一部、ご紹介いたしましょう。これ、何の写真かわかりますか? ノートです。このノート6冊を使って、1年間バス22台の(ツアーの)受注管理をしていました。ちなみに営業事務、それから乗務員の約30名が日々このノートを見ます。
ちょっと抜粋してみましょう。
読めます? 真ん中の「公休」という字は読めます。右上の青字、正解は「発表会」「忘年会」です。あとはちょっと読みにくいので(わかりません)。こんな状態なので、「アナログからの脱却」を図りました。