爆発で住民が死亡し、団地に武器を保...

20
12

爆発で住民が死亡し、団地に武器を保管していたフーシ派に非難が集まる|ARAB NEWS 爆発で住民が死亡し、団地に武器を保管していたフーシ派に非難が集まる – ARAB NEWS

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:イエメン軍は、イエメン南部の都市タイズの団地で複数の建物が破壊される大爆発が起きたことを受けて、イランの支援を受けるフーシ派が住宅地やその周辺に武器や弾薬を保管していると非難した。

軍将校のアブドル・バシット・アル・バヘル氏は3日、アラブニュースの取材に対し、1日未明にフーシ派が支配するタイズ県フバン地区を揺るがした爆発は、アル・サレハ団地にある数棟の建物の地下や低層階に保管されていた武器と弾薬が原因だと述べた。

アル・バヘル氏は、「フーシ派はこの地域を封鎖し、救急車が負傷者救助のため現場に到着することさえ妨げた」と述べ、「爆弾の破片が団地周辺の家屋を襲い、多数の民間人がこの爆発で死亡、あるいは負傷した」と続けた。

ネット上に個人が投稿した動画には、アル・サレハ団地の建物3棟の1階で爆発が起き、大きな火の玉が上がっている様子が映っていた。

他の画像には、爆発で大きく損傷した3棟の建物が映っていた。

イエメン軍当局によると、フーシ派はザマルなどの軍事基地から武器、弾薬、無人機をタイズの住宅地に移動させ、アル・サレハ団地の建物の上階を秘密収容所にしたという。

アル・バヘル氏は、「1階は無人機の組み立ておよび爆発物取り付けのための作業場や武器庫になっている」と述べ、フーシ派はタイズの支配地域に住む数千人の人々の命を危険にさらしていると続けた。

「フーシ派は民間人の命を顧みない犯罪組織で、テロ組織だ」

爆発で住民が死亡し、団地に武器を保管していたフーシ派に非難が集まる|ARAB NEWS 爆発で住民が死亡し、団地に武器を保管していたフーシ派に非難が集まる – ARAB NEWS

フーシ派は住民に対し、爆発はフバンでの結婚式で点火された花火が原因だと説明した。

イエメンの通信社は3日、フーシ派がタイズやその他の地域から拉致した3000人以上をアル・サレハ団地の秘密刑務所に収容しており、建物の一部区画を司令室や指導者の隠れ家として使用していると報じた。

タイズ市でフーシ派の秘密兵器庫に関連する爆発が発生したのは今回が初めてではない。同様の爆発は、フーシ派が支配するサヌア、ザマル、ジャウフの人口密集地でも報告されている。

関係者によると、フーシ派は武器や無人機を「イエメンにおける正統性回復のための連合軍」の非標的リストに記載されている民間施設に隠しているという。

2019年5月、ヒューマン・ライツ・ウォッチとサヌアに拠点を置くムワタナ人権機関(Mwatana for Human Rights)は、サヌアのサワン地区で少なくとも15人の子どもが死亡し100人以上が負傷した4月の爆発は、フーシ派の武器貯蔵施設の火災が原因だと指摘した。

同じく4日、サヌアでは、フーシ派の刑務所に収容されていたイエメン人拉致被害者の親族が、フーシ派の支配する裁判所によって拉致被害者らに下された判決を非難する珍しい抗議活動を行った。

戦争捕虜の女性親族数千人が所属する上部組織「拉致被害者の母の会(Mothers of Abductees Association)」は、国連人権高等弁務官事務所の前で抗議活動を行った。女性らは、先だってサヌアの特別刑事裁判所から死刑または懲役の判決を受けた囚人13人の釈放を要求した。

女性らが掲げたポスターの1枚には、「我々は息子たちの命に対するすべての責任を武装集団フーシ派に負わせる。そのような犯罪に時効はないからだ」と書かれていた。

同団体は、拉致被害者はフーシ派から残虐な拷問を受けて犯罪を自白させられたとし、有罪判決を受けた拉致被害者1人の父親が裁判所の判決を聞いた後、ショックで死亡したと述べた。

一方、過去24時間に政府軍とフーシ派による激しい戦闘が行われたマアリブ県とハッジャ県では、連合軍の戦闘機による23回以上の空爆で数十人のフーシ派が死亡した。

連合軍は3日、これらの空爆によってフーシ派の軍用車両17台も破壊されたと発表した。