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では、さっそくFITT360PBで撮影開始です。FITT360PBには徒歩でボディカメラとして使うことで防犯につなげるというコンセプトもあるようなので、まず徒歩で撮ってみました。映像の設定は初期値(解像度最大/15fps/ビットレート中)です。
【徒歩での動画】普通に歩きながら使ってみました。日差しが強かったからか、影がかなり黒く出ています。風が強いと風切音が目立ちますが、音もちゃんと録音されますこれは動画から切り出したドットバイドット(ピクセル等倍)の静止画です。左の看板の文字はどうにか読み取れます前方から走ってきたライダーも撮れています(モザイク処理済)動画に揺れはあるものの、首からかけているということで、思ったより安定した動画になっていると感じました。人間の首あたりは、歩いたりしているときに最も揺れが少ない部位だそうです。
続いて自転車(e-bike)で走りながら撮ってみました。で、まずは失敗例からお見せします。あまり深く考えずにフード付きのウェアを着て撮ってみたら、フードが風で煽られてFITT360PBの後方画像を遮ってしまったという失敗例です。
【e-bikeでの動画】後方の画像(画面左端)がフードに遮られて見えなくなってしまいました。FITT360PBを使うときは着るウェアなどにも注意しなくてはいけませんね動画から切り出したドットバイドット静止画。クルマの脇を通り過ぎましたが、クルマのナンバーはハッキリと写っていました(モザイク処理済)ただし場合によっては主な4桁のナンバー以外が見えにくいことも【e-bikeでの動画】着るウェアに注意して再撮影した動画。やや夕方近くになってしまったので日陰部分は暗めですが、わりとクリアに写っていると思います切り出したドットバイドット静止画。対向車のナンバーが確認できるレベルで写っています駐車中のクルマのナンバーは、やや暗め(日陰のため)ですがわりとクリアに視認できます。どちらもモザイク処理済こちらは動画撮影中に撮った静止画ですが、録画ボタンを押す手の位置に気をつけないと、手が大きく映り込んでしまいますなお、動画にも静止画にも画像左上にタイムスタンプが入りますが、その部分をドットバイドットで見ると問題なく情報が見えますクルマのナンバーがちゃんと写っていました。事故などトラブルのときはナンバーがもっと近くに映り込むことが多いと思います。なので、このくらい写るならFITT360PBは十分ドライブレコーダーとして使えると思います。
ただ、夜間など暗い状況だと、場合によっては思うような映像が得られないかもしれません。拙宅付近で夜間に撮ってみましたが、かなり暗い状況でしたので、周囲に何があるか程度はわかるものの、近くのクルマのナンバーを確認するようなことはできませんでした。……夜間でも十分な光量の街灯がある程度多いような場合なら、写るかもしれませんが。
てな感じのFITT360PB。人体に装着するドライブレコーダーということで、車体への装着あるいは取り外しの手間がなくて使えるのが非常に実用的です。「そういうのが欲しかった」と感じる方も少なくないと思いますので、興味があればぜひジックリとチェックしてみてください。