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「アルミサイディングって何?」
「リフォームの費用はどのくらい?」
このように考えている人はいませんか。
この記事では、アルミサイディングの特徴、リフォーム費用の相場や安くするポイントを徹底解説。
アルミサイディングの特徴を知ることで、リフォームにおける大事なポイントが分かるので、ぜひ参考にしてください。
また、自然災害によって被害を受けた外壁は、火災保険を使ってリフォームできます。
申請方法が分からないときは、申請サポート業者を利用するのがおすすめです。
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アルミサイディングとは、アルミニウムを使った外壁カバー材です。
外壁のリフォームで使用されるカバー材をサイディングといい、なかでもアルミサイディングは金属製パネルを使う「金属サイディング」のひとつです。
サイディングの素材には、ガルバリウム鋼板やステンレスなどがありますが、中でもアルミニウムは耐久性が高いと言われています。
また、アルミサイディングはデザイン性が高く、タイル調や木目調などメーカーによって種類も豊富です。
ただし、他の外壁材に比べて色のバリエーションは少なく、価格も高めな傾向があります。
アルミサイディングを使ったリフォーム方法には、以下の2つがあります。
張り替え工事は、既存の外壁を撤去し、新たに外壁材を取り付けるリフォーム方法です。
一方、重ね張り工事(カバー工法)は、既存の外壁の上から新しく外壁材を張る方法を指します。
それぞれの総額費用の相場は以下の通りです。
工事内容 | 費用相場 |
張り替え | 約140~270万円 |
重ね張り | 約120〜255万円 |
施工面積が狭い場合は、上記より安くリフォームすることも可能です。
平米単価での相場は以下を参考にしてください。
工事内容 | 施工費用 | 材料費用 |
張り替え | 約2,700~4,000円/平方m※既存の壁材撤去費を含む | 約3,000〜9,000円/平方m |
重ね張り | 約2,500~3,300円/平方m |
どちらの工事も、その他に足場代などの諸経費が別途で必要になる場合があります。
また、アルミサイディングの性能やデザインによって具体的な費用が変わる可能性もあるので、リフォーム時には業者からの見積りを必ず確認しましょう。
アルミサイディングの設置にかかる日数は、2週間~1ヶ月ほどです。
雨が降っている場合は施工ができないため、天候によって日数が変わります。
工程別でかかる日数は、張り替え工事の場合で以下の通りです。
工程 | 施工日数 |
既存のアルミサイディングの撤去 | 3~5日 |
地下材の修繕 | 2~4日 |
透湿防水シートの処理 | 1~2日 |
新しいアルミサイディングの張り付け | 8~14日 |
シーリング工事 | 1~3日 |
なお、重ね張り工事の施工日数は、2~3週間ほどです。
既存の壁材の撤去作業が必要ないので、張り替え工事より工期が短く済みます。
アルミサイディングを扱うリフォームの費用相場や工期を紹介しました。
外壁カバーにアルミサイディングを採用するメリットは、以下の4つです。
ここからは、それぞれを詳しく解説します。
多くの外壁材の中でも、アルミサイディングはトップクラスの軽さです。
木材サイディングなどの重たい素材に比べ、地震の際に建物自体へかかる負担が軽減できるため、耐震性も損ないにくいと言えます。
また、金属でできているため、揺れによる外壁のひび割れも起きにくいです。
耐震性を重視する場合はアルミサイディングの採用をおすすめします。
アルミサイディングは、断熱材と一体化した製品のため、断熱性に優れています。
断熱材の中に含まれている「硬質発砲プラスチックフォーム」という素材が、熱を気泡の中に閉じ込めてくれるからです。
外気の影響を受けにくく、家の中では快適な温度を保つことができます。
アルミサイディングを使用することで、冬は温かく夏は涼しく、1年中を快適に過ごせるでしょう。
アルミサイディング内の断熱材に含まれている硬質発砲プラスチックフォームには、防音性もあります。
そのため、アルミサイディングを外壁に取り入れれば、建物の中や外からの音を吸収して生活音や騒音を抑えることが可能です。
また、重ね張り工事をした場合には、外壁が二重になることでさらに防音性を高めることができます。
生活音の漏れや騒音がストレスになる人には、アルミサイディングを使った外壁リフォームがおすすめです。
アルミサイディングは、防水性に優れていて錆びにくいです。
メイン素材のアルミニウム自体、金属の中でも錆びに強い性質をもっています。
また、表面が水を通さないので外壁に水分が染み込みにくく、雨風に晒されても安心。
寒冷地で起こる凍害にも強く、住宅の劣化を防いでくれます。
潮風のあたる海岸沿いや寒冷地にある住宅の外壁には、アルミサイディングの使用がおすすめです。
アルミサイディングにはメリットがある一方、以下2つのデメリットがあります。
ここではそれぞれを詳しく説明します。
デメリットもしっかりと把握して、適切に管理ができるようにしましょう。
アルミサイディングの素材であるアルミニウムは、衝撃に弱い金属です。
強い衝撃を受けるとへこみができやすく、急激な温度変化により歪みが発生することもあります。
また、表面が強くこすれると塗膜に傷がつき、そこから水分が浸透しやすくなってしまうことも。
結果的に、アルミサイディングのメリットである錆びにくさが損なわれる可能性があります。
そのため、表面に傷が付いてしまった場合は、錆びて劣化が進む前に補修やメンテナンスを検討しましょう。
アルミサイディングなどの金属サイディングは、ほかのサイディング材に比べ耐用年数が短いです。
金属以外のサイディング材として多く使われる窯業系サイディングは30~40年の耐用年数を誇ります。
それに対し、金属サイディングの耐用年数は20~40年と少し短めです。
耐用年数を超えると劣化がすすみ、サイディング材の強みを上手く発揮できなくなってしまいます。
アルミサイディングを採用する際は、耐用年数を把握して、適切な時期にメンテナンスを行うようにしましょう。
アルミサイディングは価格が高めなので、少しでも安くリフォームしたいところです。
施工費用を安く抑える方法は以下3つがあります。
ここからはそれぞれを詳しく紹介します。
予想外の出費を防ぐためにも、ぜひ参考にしてください。
業者には、自社で施工まで行う業者と、下請けへ施工を任せる業者があります。
必ず事前に確認し、自社で施工まで行う業者へ依頼をしましょう。
特に大手のリフォーム業者の場合、施工自体を下請け業者に任せることが多く、仲介料などが余分にかかってしまいます。
できる限り出費を抑えるためには、大手の業者以外も選択肢に入れましょう。
費用の見積りは、必ず複数の業者から見積りを取りましょう。
一社の見積りだけを見ても、提示された金額が妥当なものか判断するのは簡単ではありません。
複数の見積りを比較することで費用の大まかな相場が分かり、より最適な施工を行う業者を見つけやすくなります。
不要な出費を後悔しないためにも、納得いくまで業者を見極めることが大切です。
外壁のリフォームには、火災保険を利用できる可能性があります。
火災保険は、自然災害や突発的な事故などによって受けた家屋の損傷も補償の対象になります。
ただし、原因が経年劣化の場合は補償が認められないので注意が必要です。
補償の対象になるかどうか分からない傷やへこみがある場合は、申請サポート業者に相談してみましょう。
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ここまでアルミサイディングの施工費用を安く抑える方法などを紹介しました。
アルミサイディングを外壁カバーとして使用する場合、以下3つの注意点があります。
アルミサイディングの性質を最大限活かすため、ぜひ参考にしてください。
サイディング材の設置方向は「縦張り」と「横張り」の2通りがあるので、どちらを採用するかあらかじめ検討しておきましょう。
「横張り」に対応するサンディング材はデザイン性が高いものが多いですが、接続部分に雨水が溜まりやすく表面の水はけが良くありません。
一方、「縦張り」は接続部に沿って雨水が流れるので水はけは良いです。
しかし、下地を横向きに張るため、壁内部の空気が抜けにくく湿気がたまりやすくなってしまいます。
製品によっては「横縦兼用」や「縦張り専用」など、張る方向が決まっているものもあります。
どの向きで設置したほうが良いかは、施工業者とよく相談して決めましょう。
アルミサイディングの施工方法には、重ね張り工事(カバー工法)と張り替え工事があります。
どちらの施工方法が適しているかは、以下のように家屋の状態によって変わります。
施工方法 | 適した家屋の状態 |
重ね張り工事(カバー工法) | 外壁にひび割れがあっても劣化が激しくない、築30年未満 |
張り替え工事 | 構造の劣化が激しい、広い範囲が破損している、築30年以上 |
全体的に家屋の劣化が少ない場合は、重ね張り工事(カバー工法)でも問題ないでしょう。
一方、内部に水が侵入しているなど重度の劣化が見られる場合は、張り替え工事が必要です。
施工業者に相談しつつ、家屋の状態と照らし合わせて、最適な施工方法を選びましょう。
アルミサイディングは、錆びにくい外壁材ですが、全く錆びないわけではありません。
表面にできた傷や少しの錆びを放置しておくと、雨水などが建物内部に侵入して、建物の劣化につながります。
業者に適した補修をしてもらい、建物へのダメージを最小限に抑えることが大切です。
定期的にメンテナンスをすることで、アルミサイディングの寿命を長く保つことができます。
アルミサイディングは、耐震性や断熱性に優れている外壁カバー材です。
強い衝撃に弱く耐用年数が短い面はありますが、定期的なメンテナンスをすることで、寿命を長く保つことができます。
リフォーム方法は2通りありますが、家屋の状態をみて最適な施工方法を選びましょう。
また、自社施工をしている業者を選んだり、見積りを複数比較したりすることで、リフォーム費用を抑えることができます。
さらに、自然災害などによる外壁の破損には、火災保険が申請できる場合があります。
申請方法が分からないときは、申請サポート業者を利用しましょう。
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じゅんや大手リフォーム会社に5年間勤め、様々なお客様からのリフォーム依頼の相談を担当してきました。お客様のご要望に応えられるように精一杯努力してきた経験を活かし、自宅のリフォームに悩んでる方の手助けになる内容をご紹介していきます。