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8コメント8件GMレンズが空を舞う。ソニー珠玉の空撮ドローン「Airpeak S1」は、とにかくカッコいいヤツだった
かっけぇドローンからは、かっけぇ画が撮れるのだ。ソニーが初めて手掛けたドローン「Airpeak S1」。今年9月に受注が始まり、11月から着々と出荷が始まりました。ちなみに市場推定価格は110万円くらい。うっへぇ。先日、日本国内で初めて飛行デモンストレーションが行なわれ、参加してきました。【全画像をみる】GMレンズが空を舞う。ソニー珠玉の空撮ドローン「Airpeak S1」は、とにかくカッコいいヤツだった開発したのはソニーのAIロボティクスビジネスグループというチームで、同チームはaiboやVISION-Sなど、先鋭的なプロダクトを手掛けてきました。今回のドローンは、同チームにとっては第3弾となるプロダクト。価格から見ても分かる通り、「Airpeak S1」は完全にプロ向けのそれ。AIとセンシング技術を惜しみなく使い、ソニーのαシリーズとの連携に特化した画期的なドローンに仕上がりました。α7S IIIやα1の超高画質で空撮、絶対楽しいじゃろ?最近発売されたDJIのフラッグシップドローン「Mavic 3」と比べると、飛行時間は劣ります。でも、あちらは4/3型センサー、かたや「Airpeak S1」はフルサイズセンサー+豊富なEマウントレンズ。その差に価値を見出す人は確実にいるでしょう。空を飛ぶフルサイズの様子をご覧あれ!
離陸の様子はTOP画像のGIFの通り。こちらのGIFはデモンストレーションで飛行させている様子ですが、音が静かで驚きました。っていうか普通に飛んでるとこ見ちゃってるけど、これα7S III+FE 24mm F1.4 GMが空飛んでるってことですからね。ウン十万円が空飛んどる…。操縦者の様子。専用の送信機はiPadと接続して使います。ソフトウェア開発にはαシリーズのSDKを使ってるそうで、アプリ側からRECや撮影設定などが可能。今までの空撮ドローンではカメラを手動でRECにしてからいざドローンを飛ばしたりしていたそうですが、そこはソニー同士の連携。ハードもソフトもよく噛み合っています。1台のドローンから2つの送信機とワイヤレスに接続し、片方はドローン操縦を、もう片方はカメラ操作をすることも。操縦と撮影を分業することで、それぞれのオペレーションに特化できます。送信機側面にはゲームのLRトリガーのようなボタンが。ワンオペ時はここを操作してカメラを動かすわけです。さらにHDMIの出力端子があり、より大きなディスプレイに出力もできます。これかなり便利そう。ドローンは地上に近い部分のホバリングが苦手。自分のプロペラの気流によって体勢が崩れちゃうんですね。でも「Airpeak S1」は地上に近い部分でのホバリングもお手の物。車に並走してのグラウンドショットな撮影が捗りそうですな。スピードだってあります。最高時速は90Km/h! これはペイロード無しでの数値ですが、カメラを搭載した場合も加速→最高速→ブレーキの流れがとても滑らかなのが特徴だとか。中型機ドローンとしては旋回性能も高い部類とのこと。最大傾斜角は55度。これだけ傾いてもカメラは傾けない、鬼の安定性よ。安全面では、ビジョンセンシングによる障害物ブレーキが自動で作動。ちょっと見にくいけど、ドローンの上の方が青LEDで点滅しています。障害物に当たるよ~と教えてくれてるわけです。帰還と着陸も自動操縦任せでOK。自動的にランディングギアを展開し(離陸時は自動的に上部に収納可)、緩やかに着陸します。離陸と着陸がカッコいいな~。
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最終更新:ギズモード・ジャパン