「軍事力で平和は守れない」 米軍無...

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「軍事力で平和は守れない」 米軍無人機部隊展開案 鹿児島県庁前で市民団体が抗議集会

「防衛省は帰れ」とシュプレヒコールを上げるメンバー=28日、鹿児島県庁前

「軍事力で平和は守れない」 米軍無人機部隊展開案 鹿児島県庁前で市民団体が抗議集会

 市民団体「鹿児島県護憲平和フォーラム」と「鹿児島に米軍はいらない県民の会」は28日、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿屋市)への米軍無人機の一時展開案を説明するため九州防衛局が鹿児島県庁を訪れたのに合わせ、庁舎前で抗議集会を開いた。「国の勝手にはさせない」と訴えた。【写真】「鹿屋に米軍はいらない」と主張するメンバー

 集まった68人は交互にマイクを握り「軍事力で平和は守れない」と主張。「アメリカは日本を戦場にするな」などと書いたプラカードを掲げ「無人機配備は許さない」とシュプレヒコールを上げた。県民の会の下馬場学副代表は「馬毛島同様の強行に怒りを覚える。塩田康一知事は県民の命を脅かす防衛省に強く抗議してほしい」と求めた。 一方、共産党鹿児島県委員会(野元徳英委員長)と同県議団(平良行雄代表)は28日、米軍無人機配備に県が反対表明するよう塩田康一知事に文書で申し入れた。 申し入れ書によると、自治体や住民の頭越しに十分な説明もなく、進められていると指摘。「県民の命と暮らしを守るため無人機部隊配備を断じて認めるわけにはいかない」と訴えた。